自己成長の旅において、多くの人が見落としがちな重要な要素があります。
それは知的謙遜です。
知的謙遜は今や世界的にも取り上げられ、あのGoogleでも社員面接の時点で各々の知的謙遜さをチェックするといいます。
でも、具体的に知的謙遜とは何なのでしょうか?
なぜそれが重要な要素なのか、また、どのようにしてこの能力を身につけ、鍛えることができるのでしょうか?
この記事ではこれらについて詳しく説明します。
・自信過剰なせいで人間関係で失敗したことがある方
・周りよりも自信がなくて落ち込んでいる方
・最近流行りの知的謙遜の鍛え方を知りたい方
知的謙遜とは
![知的謙遜とは](https://tackboolog.com/wp-content/uploads/2023/12/28282133_m-1024x683.jpg)
知的謙遜とは、自分の知識や理解が不完全であること、そして他の人々の視点や知識が有用であることを認識し、受け入れる態度を指します。
要は「自分は間違っているかもしれない」という意識を常に持ち、謙虚に相手の意見を取り入れる人は、知的謙遜がある人といえます。
超大手のIT企業であるGoogleも社員採用の際に知的謙虚さを重視しています。
自分の立場に固執せずに他人のアイディアを受け入れ、チームのために貢献しながらも、自我を引っ込める態度、つまり知的謙遜を必要としているのです。
実際知的な謙虚さがないと、私たちは好奇心が湧きにくく、物事を深く学ぶことができません。
僕たちの多くは自信過剰で知的謙遜さが少ない
![自信過剰](https://tackboolog.com/wp-content/uploads/2023/12/Untitled-8-1024x538.jpg)
自信があることが悪いわけではありません。
問題は自信がありすぎるあまり、自己認識が実際の能力と大きく乖離することが問題なのです。
実際実験でも現代人の多くが「他者よりも自分の方が優れている」と答えたようです。
自信過剰の人にはこんなデメリットが考えられます。
・自己認識力が下がる
・完璧主義に陥りやすくなる
・人生のトラブルに弱くなる
ただし自信過剰の反対は「自信がない」ではありません。
自信を一旦置く姿勢が自信過剰の反対です。
つまり知的謙遜を身につけることで、自信過剰に陥ることなく、むしろさまざまなメリットを享受することが可能なのです。
知的謙遜のメリット
知的謙遜を身につけることによって以下のようなメリットを得ることができます。
- 忍耐力が手に入る
- 好奇心が高まる
- 客観的に物事を判断できるようになる
- 中立的に物事を見ることが可能になる
- 幅広い知識が身に付く
- 人間関係が改善する
- 感情をコントロールできるようになる
- 人生の満足度が高まる
ざっとこれだけのメリットを享受することが可能なのです。
特にビジネス面や人間関係において知的謙遜が大事なことがわかると思います。
自分の知的謙遜を計測してみよう
いざ知的謙遜を伸ばす前に、まずは現在のあなたの知的謙遜度合いを計測してみましょう。
必要なものは電卓のみで、早い人は1分もかからずにできます。
計測方法は以下の6問について、「全く当てはまらない=1点」から「非常に当てはまる=5点」までの5段階で評価してみてください。
1. 私は、自分の意見や立場、視点が間違っているかもしれないと疑う。
2. 新しい証拠が提示された場合、私は自分の意見を考する。
3. 私は、自分とは異なる意見の価値を認める。
4. 自分の念や態度が間違っているかもしれないことを受け入れる。
5. 私は、矛盾する証拠に直面した場合、自分の意見を変えることに前向きである。
6. 自分がすでに真実だと思っていることとは異なる新しい情報を見つけることが好きである。
どうでしょうか?
一つの指標としては20点を超えていれば、あなたの知的謙遜レベルは悪くないでしょう。
20点を下回ってしまった方も心配ありません。
次のセクションで知的謙遜を鍛えるワークをご用意しましたので、一緒に上げていきましょう。
知的謙遜を鍛えるワーク
![](https://tackboolog.com/wp-content/uploads/2023/12/Untitled-9-1024x538.jpg)
知的謙遜さを磨く方法はさまざまなものが発見されています。
この記事ではその中でも、僕が実際に行い効果があったものだけを紹介します。
知的謙遜を邪魔するバイアスを常に意識する
知的謙遜を高める上で、心理的な障害となるバイアスがあります。
それは確証バイアスと平均以上バイアスです。
確証バイアスとは、人々が自分の既存の信念や仮説を支持する情報を選択的に収集、解釈、記憶する傾向のことを指します。
平均以上バイアスは、人々が自分自身を平均よりも優れていると過大評価する傾向を指します。
どちらも自信過剰に繋がり、知的謙遜を遠ざけます。
まずは僕たちはこの二つのバイアスを持っていると日常的に意識しましょう。
それだけでこの二つのバイアスをだいぶ抑えることができます。
知的謙遜のメリット学習法
これは自分が知的謙遜を手に入れた場合に起こりうるメリットを思い出す方法です。
具体的には上記で挙げたさまざまなメリットをメモに取り、決まった時間に見直すことで思い出しましょう。
僕はこれを一日3回行うことで、だいぶ自信を捨てることができました。
物事の仕組みを説明する
これは上記の二つよりは時間がかかりますが、その分効果の大きい方法です。
まずあるテーマを決めて、それを他人にどのくらい説明できるかをスコアで予想します。
そして実際に家族や友人に説明、もしくは紙に書き出して自分に説明し、実際の説明のスコアを判別します。
おそらく大体の場合、実際のスコアは予想スコアより低くなると思います。
例えば「新NISA」について説明するとします。
「僕は大体7割くらいは説明できると思う」とスコアを予想し、その後実際に友人に対して「新NISAは〜で、」などと説明をし、その人からのスコアを聞きます。
これを毎日行うだけで、自分がどれだけ知らないことを知ったフリをして生きているか実感できると思います。
まとめ
この記事では、知的謙遜とは何か、知的謙遜のメリット、そして知的謙遜を高めるワークについて解説しました。
前述の通り、知的謙遜はGoogleにも取り入れられるほど、今注目されている概念です。
知的謙遜がある人は仕事ができ、人間関係も充実し、人生の満足度が高まります。
是非皆さんもワークを行い、知的謙遜を鍛えていってくださいね!
最後にこの記事をご覧いただき誠にありがとうございます。
この記事が少しでも参考になったという方は、コメントとSNSへのシェアよろしくお願いします!
それではまた明日!
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