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デジタル時代の新たな課題:インターネットポルノ中毒とその改善方法

インターネットポルノ中毒
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私たちはデジタル時代に生きており、インターネットは日々の生活に不可欠なものとなっています。

しかし、この便利さの影で、あまり語られない問題が存在します。

それは「インターネットポルノ中毒」です。この言葉を聞いて、多くの方が驚かれるかもしれません。

しかし、インターネットポルノによる中毒は、現代社会が直面している深刻な問題の一つなのです。

本記事では、このデリケートな問題について、冷静かつ慎重に掘り下げていきます。

インターネットポルノ中毒とは何か、そしてなぜ多くの人々がこの問題に直面しているのか。

また、何よりも重要なこと、この中毒から抜け出し、心身の健康を取り戻すための改善方法について、詳しく解説していきます。

僕が苦悩した実体験も交えつつ、科学的根拠に基づき進めていきます。

この問題に直面している方々への理解を深め、また、周囲の人々が支援の手を差し伸べるきっかけとなることを願っています。

一緒に、このデジタル時代の新たな課題に向き合い、健全なインターネットの使用方法を見つけましょう。

この記事はこんな人におすすめ

・インターネットポルノ中毒がどのような弊害をもたらすのか知りたい方

・自分がインターネットポルノ中毒かどうかを判別したい方

・インターネットポルノ中毒からできるだけ早く抜け出したい方

この記事はあくまで学術的内容をベースにした啓発記事の一種です。

扱っている内容ははデリケートですが、決してバカにしているわけではありませんので、ご注意を。

また私は医師ではないためあくまで参考程度に聞いていただきたい。

もしこの記事の内容を元にインターネットポルノ中毒だと思ったとしても、一度泌尿器科で相談することをお勧めします。

目次

インターネットポルノ中毒とは

インターネットポルノ中毒」とは、インターネット上でアクセス可能なポルノグラフィー(性的な画像や動画)に対して、過度に依存する状態を指します。

事実インターネットポルノの頻繁な視聴は正常の成功位の反応性を下げ、新しいハードコアな趣味への需要を増やすいという研究結果がかなり早期から出ています。*1

またこれらの状況に直面する人たちの年齢層が年々若年化していることも問題とされています。*2

スマホの普及により、より多くの人たちが、より若い年齢から、インターネットポルノにアクセスできるようになりました

実際僕はスマホを11歳時点(小学6年生)で与えられたため、周りの子達よりも早い段階でインターネットポルノに触れていました。

今までとは比べられない脳への刺激に始めは心踊らせていましたが、だんだんと日々の焦燥感の方が強くなっていきます。

おそらくあの頃の僕も多かれ少なかれインターネットポルノ中毒の1人だったのでしょう。

*1 Janssen, E. & Bancroft, J. The Psychophysiology of Sex., Chapter: The Dual-Control Model: The role of sexual inhibition & excitation in sexual arousal and behavior. in The Psychophysiology of Sex 197–222 (Indiana University Press, 2007).

*2 Lim, M. S. C., Agius, P. A., Carrotte, E. R., Vella, A. M. & Hellard, M. E. Young Australians’ use of pornography and associations with sexual risk behaviours. Aust. N. Z. J. Public Health (2017). doi:10.1111/1753-6405.12678

インターネットポルノ中毒の症状

インターネットポルノ中毒の症状

インターネットポルノを見ているからといって、あなたがポルノ中毒とは限りません。

下記の症状を参考にあなたがどのレベルにいるのか判別してみてください。

インターネットポルノの利用を抑えられない

インターネットポルノの過剰な視聴は我々の脳を変えてしまいます。

その結果人生においての優先度が変わってしまうのです。

脳は友情や運動などの人生の自然の報酬を後回しにしてポルノを最優先し始めます

ED(勃起不全)

インターネットポルノが引き起こす重大な症状の一つとして勃起不全が挙げられます。

実際研究でも2010年以来、若い男性(40祭以下)のED率が過去15年で10倍になったと報告されています。*3*4

その結果、通常の性行為時に困難をきたしている若者が増えているのです。

またEDはうつを引き起こす可能性があり、間接的にインターネットポルノが若者のうつを増加させている可能性が示唆されています。*5

*3 de Boer, B. J. et al. Erectile dysfunction in primary care: prevalence and patient characteristics. The ENIGMA study. Int. J. Impot.Res. 16, 358-364(2004)

*4 Park, B. Y. et al. Is Internet Pornography Causing Sexual Dysfunctions? A Review with Clinical Reports. Behav. Sci. 6, (2016).

*5 Mathew, R. J. & Weinman, M. L. Sexual dysfunctions in depression. Arch. Sex. Behav. 11, 323–328 (1982).

遅漏

長年のインターネットポルノ利用は遅漏を引き起こす可能性があります。

多くの場合遅漏や勃起障害の前にはこれらの症状が先立つか並行して起こることが多いです。

・かつてみていたジャンルでは興奮しない
・性器が鈍感になる
・自分では考えられない嗜好ジャンルが生じる
・挿入またはその直後に硬度が失われる

これらの症状が出てきたら要注意です。

また2015年の調査によると、週に7時間以上インターネットポルノを視聴した男性の33%が遅漏を報告しています。*6

*6 Aboul-Enein, B. H., Bernstein, J. & Ross, M. W. Evidence for Masturbation and Prostate Cancer Risk: Do We Have a Verdict? Sex. Med. Rev. 4, 229–234 (2016).

馴染みのない早漏

逆にインターネットポルノを使用した自慰行為が早漏を引き起こす可能性もあります。

その理由はインターネットポルノを見ながらの自慰行為を若い頃から始めると、見つかるのが怖いからすぐにクライマックスに到達したいと思うと考えられています。

これはまさに僕が経験済みで、初体験を済ませるまで自慰行為での早漏に悩まされていました。

またポルノが起爆剤として脳に機能し、早い射精を引き起こすのかもしれません。

異常なレベルのポルノフェティッシュ

過剰なまでのインターネットポルノ供給により、今まで思いもつかなかったような性的嗜好が芽生えます。*7

成長途中にさまざまなジャンルのインターネットポルノに触れることで、そのような趣向ができるのです。

*7 Zillmann, D. & Bryant, J. Pornography’s Impact on Sexual Satisfaction. J. Appl. Soc. Psychol. 18, 438–453 (1988).

本物のパートナーに魅力を感じなくなる

近年日本の若者男性は性行為に対して無関心、もしくは拒否感さえ抱いており、既婚カップルも性行為をさらに減らしていると言われている。*8

これは日本だけに限らずフランスやイタリア、アメリカでも同じような結果が出ています。*9 *10 *11

インターネットポルノの出現により、多かれ少なかれこれらに影響していると考えられるでしょう。

実際2016年の研究でも、インターネットポルノに多くの時間を費やす男性は、性行為中にも興奮の維持のためにポルノを頼る傾向が高いと報告されています。*12

*8 Tomikawa, Y. No Sex, Please, We’re Young Japanese Men – Japan Real Time – WSJ. The Wall Street Journal (2011).

*9 Samuel, H. French women ‘are the sexual predators now’. The Telegraph (2008).

*10 Pizzol, D., Bertoldo, A. & Foresta, C. Adolescents and web porn: a new era of sexuality. Int. J. Adolesc. Med. Health 28, 169–173 (2015).

*11 Researchers reveal that today’s teens are having LESS sex than previous generations – and why – Mirror Online.

*12 Pornography and the Male Sexual Script: An Analysis of Consumption and Sexual Relations, Arch. Sex. Behav.45, 983-994(2016)

集中力や記憶力の低下

インターネットポルノ鑑賞は集中力の低下や記憶の妨害を引き起こすことが知られています。*13

またその結果、実行機能の低下や学校の成績下落にもつながります。

*13 Mitra, M. & Rath, P. Effect of internet on the psychosomatic health of adolescent school children in Rourkela, Indian J. Child Health 4, 289-293(2017)

インターネットポルノ中毒の改善方法

インターネットポルノ中毒の改善方法

ポルノを全て削除

インターネットポルノ中毒から立ち直る最も確実で早い方法はポルノを断つことです。

そのためにはあなたのデバイスからあらゆるポルノを削除する必要があります。

例えば、バックアップを消し、ポルノサイトの履歴も消します。

場合によってはポルノブロックソフトや広告ブロッカーを導入することも有効です。

ポルノブロックサイトとはインターネットポルノへのアクセスを制限させる仕組みです。

無料のものだとQustodioOpenDNSがあります。

ちなみに「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」ではポルノを見なければ自慰行為はしてもいいとのことでした。

自然の中で過ごす

自然の中で過ごすのは脳にいいことがわかっています。

都市で暮らしている場合は公園を散歩しましょう。

人付き合い

人との繋がりは地球で得られる最高の健康保険の一つです。

これはストレスレベルをさげ、不安やうつを予防します。

一度インターネットポルノをやめると脳の報酬回路は他に快楽の源がないか探し回ります。

その際に真価が定めた自然報酬である人との繋がりは大きな効果をもたらします。

その他にも

瞑想や趣味を見つけること、クリエイティブ活動も脳にとてもいいとされています。

まとめ

この記事ではインターネットポルノ中毒が引き起こしうる多くの弊害を紹介しました。

またその後にそれらの症状から立ち直るための具体的な方法をいくつか解説しました。

僕も若年期からポルノを見始めた、いわばインターネットポルノ中毒者でしたが、その後に改善して、今ではほとんどインターネットポルノに頼らずに性生活を過ごしています。

この記事があなたの性生活に少しでも参考になればそれほど嬉しいことはありません。

最後にここまでご覧いただき誠にありがとうございます。

この記事が少しでも参考になった方はコメント、またはSNSへのシェアよろしくお願いします!

それではまた明日!

参考文献

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